アティテューディナル・ヒーリング(AH)というのは、心の平和を唯一の目的とし、自分の責任で心の姿勢(アティテュード)を選び取っていくというプロセスです。
恐怖や不安、怒りや自責の念という感情にとらわれて「敵」のいる人生を過ごしていくのか、それとも、こういった感情を手放して無条件の愛を感じながら生きるのか、という選択は、個人の力で自由にできるという信念がその根底にあります。前者の心の姿勢を「怖れ」と呼び、後者を「愛」と呼びます。「怖れ」を否定するのではなく手放すことが、アティテューディナル・ヒーリング(AH)の中核です。
アティテューディナル・ヒーリング(AH)は、1975年に、精神科医であるジェリー(ジェラルド・ジャンポルスキー博士)と4名のボランティアによって、その活動がスタートしました。致命的な病を持つ子どもたちのサポートグループが、その始まりでした。
致命的な病気を持つ子どもたちのサポートグループとしてスタートしたAHは、その後、そういった子どもたちの親やきょうだい、それ以外のさまざまな立場にある子どもや大人たちへと、その対象を広げてきました。現在では、病気と関係のある人たちだけでなく、教育現場、刑務所など、さまざまな領域へと活動が広がっています。
この活動が評価されて、創始者のジェリーに対しては、アメリカ医師会の栄誉賞をはじめとする数多くの賞が贈られています。
1977年に、カリフォルニア州ティブロンに設立されたAHセンター(現在はサウサリートに移転)は、その国際センターとしての役割を終え、現在では多目的で地域に貢献するセンターに生まれ変わりましたが、ジェリーを中心とする国際コミュニティが、「アティテューディナル・ヒーリング・インターナショナル」として、開発途上国のセンターの立ち上げ支援など、様々な活動をしています。もちろん、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパンもその一翼を担っています。
創始者ジェリーの意向もあり、AH活動は無償で行っています(会場費の負担をお願いすることもあります)。
ワークショップでは参加費をいただきますが、余剰金は、日本全国にAHを広めるため、ファシリテーターの交通費・宿泊費等として使わせていただきます。
普及活動にご賛同いただける方は、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)主催のワークショップにお申し込みください。