アティテューディナル・ヒーリング(AH)グループのガイドライン(指針)
以下のガイドラインは、グループが機能するための枠組みとして考えられたものです。
1 グループの目的は、心の平和の選択を実践することです。
2 グループの中では、「聴くこと」に意識を集中します。開かれたこころで人の話を聴
くことや、お互いに支え合うこと、評価を下さずに人の話を聴き自分の話をすることを
実践します。
3 グループに参加するのは自分を癒すためであり、人にアドバイスをしたり、人の信
念や行動を変えたりするためではありません。
4 自分自身の体験に基づいて話をします。自分の感情を思い切ってさらけ出すこと
によって、お互いの中に共通の体験を見出し、人とのつながりを感じやすくなります。
5 自分を含めてグループの一人ひとりをかけがえのない存在として尊重します。大
切なのは一人ひとりのプロセスであり、それを自分がどう評価するかということではな
いと認めます。
6 それぞれの人が自分のこころの声に耳を澄ますことができるよう、お互いに支え
合います。
7 生徒と教師の役割は入れ替わるものです。年齢や経験に関係なく、生徒になった
り教師になったりします。
8 「ランプのかさではなく、光だけを見る」ようにし、相手に自分のこころを完全に向け
ることができるよう実践します。それぞれの人を全体として見て、外見、気分、行動、
そのときの状況で判断しないようにします。
9 平和と葛藤のどちらを選ぶか、怖れにとらわれるか手放すかは、常に自分で選択
できることをいつも心に留めておきます。
10 グループで話したことは全て秘密厳守です。これは、グループを安全で信頼でき
る場にするために重要なことです。